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フェアトレード、オーガニックを選ぶ理由
2007年03月27日 (火) | 編集 |
フェアトレード、オーガニックを選ぶ理由

 私たちが日本国内で安価なコーヒーや紅茶、チュコレート、綿製品などを買うことは、海外の生産者の生活や健康、人権を犠牲にし、さらには重大な児童労働の問題を生み、子どもたちの未来、人生をも奪っている事になるとも言えるのです。

 現在の私たちの生活は、不均衡な貿易や経済の格差の上に成り立っています。経済のグローバリゼーションは、限られている資源や資産を不平等に分配することになり、富める者と貧しい者の両極を作り出しました。しかも富める者は世界のおよそ2割だけなのに、8割の富を占有しているのです。(詳しくは「世界の富の8割は私たちが…」へ)

 その結果、私たち「北側の世界」の人間は「南の世界」の人たちの、生活や人権、健康の犠牲のもとに日々の現実生活を送ることになってしまいました。少しでも豊かな生活、少しでも安価な商品を望むことは、必ずその代償を経済的・社会的に弱い立場の人たちに強いることになるのです。そこで生まれるものは、スラムやエイズ、人身売買や児童労働、ストリートチルドレンやホームレスといった社会現象です。(ILO児童労働報告

 例えばチョコレートを買ったとします。世界のカカオの80%以上は巨大多国籍企業が扱っています。そのため、カカオの市場価格は生産者の状況とは関係なく市場原理に左右され、価格指数は半減しました。その付けは当然生産者に向けられ、労賃を削減しなくてはなりません。そこで児童労働が欠かせないものになります。子どもたちは早朝から遅くまで休むまもなく働かされ、さらに性的搾取を受ける場合もあります。また、児童労働の必要性とともに、人身売買も行われる結果になります。

 一時の楽しみのため、安価なチョコレートを買うことは子どもたちの労働や人権を搾取することにもなりかねません。

 同様のことは「コーヒー」や「砂糖」、「綿製品」などにも当てはまります。児童労働により教育が受けられなくなることは、即ち貧困から抜け出せないことにもつながり、社会的搾取から身を守ることが出来なくなります。また、巨大プランテーションで大量の農薬により安価な農産物を作ることや、危険な農薬や薬品の使用(時には輸入国において許可されていない劇薬まで)を生産者や労働者に強いることは、教育を受けない彼らには防ぐ手段がありません。間違った使用法により重大な健康被害を受けることも多いだけでなく、肥沃であった農地や近隣地を、暴力的な速度で再生不能な不毛の地としてしまいます。そのことは益々貧困を招き、社会的不均衡を増幅させるのです。

 この不均衡を是正し、生産者の自立や子どもたちの未来を見つめていく活動の一つがフェアトレードです。これは誰にでも気軽に参加することが出来、一般では入手しにくい生産者の心のこもった製品を購入できるチャンスでもあります。また、持続可能な農業のもとに生産されるオーガニック商品を選ぶことで、生産者の健康だけでなく、私たち、そして将来の子どもたちの生きる世界を守ることにもなるのです。
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